イベント

「1968年」を見つめ直す

【講師】荒川章二(国立歴史民俗博物館名誉教授)

 今からほぼ50年前、1968年を頂点とする60年代末から70年代初頭は、新しい社会運動の季節といえます。全共闘運動や反戦市民運動、公害反対運動などが全国的に展開されました。この時期の社会運動は、その後の社会に大きな影響を与えました。
 しかし、いまだ、これら社会運動については、歴史学的な検討が十分なされているとはいえません。さらに、「1968年」の社会運動が投げかけた問題は、現代においても問われ続けています。
 2017年、国立歴史民俗博物館は、企画展示「『1968年』無数の問いの噴出の時代」を開催しました。今回の歴史科学講座は、この企画展示のプロジェクト代表を務めた荒川章二さんに講演をお願いし、「1968年」の歴史的意義についてあらためて考えてみたいと思います。

【日時】2019年1月26日(土)14:00~(開場13:30)

【会場】都内予定(決定次第お知らせします)

【参加費】600円 

※事前申し込み等不要の予定です。

来たる2018年12月1日・2日に歴史科学協議会の第52回大会が開催されます。
大会に先立ち、準備報告会を当会合同部会が下記の要領にて開催いたします。

【日時】2018929日(土)13時~

【場所】青山学院大学青山キャンパス15号館12階史学科第3合同研究室(東京都渋谷区渋谷4-4-25)
<アクセス>
・JR山手線、JR埼京線、京急線、京王井の頭線、東京メトロ「渋谷駅」東口より徒歩10分
・東京メトロ銀座線、千代田線、半蔵門線「表参道駅」B1出口より徒歩5分

【報告】
仁木宏「戦国京都都市論―首都の社会変動と戦乱―」
久保田和男「二度の開封陥落と中心性の移動
            ―中国都城史の転換点としての靖康の変―」
高津秀之「三十年戦争と帝国都市アウクスブルク
            ―二宗派共存都市の危機と復興―」








東京歴史科学研究会近代史部会におきまして、下記の要領で書評会を開催いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。

【日時】20181124日(土)14時開始

【書評】中村元『近現代日本の都市形成と「デモクラシー」―20世紀前期/八王子市から考える―』(吉田書店、2018年)

【評者能川泰治氏(金沢大学)

【リプライ】中村元氏(新潟大学)

【会場】明治大学駿河台キャンパス(予定)
※会場は確定次第webサイトにてお知らせいたします。

【参加費】300円
※事前のお申込みなどは不要です。直接会場へお越しください。

※本例会は台風24号接近に伴い中止とさせていただきます。
 ご迷惑おかけいたしますことお詫び申し上げます。
 今後の予定は決定次第、随時本ページ等でご案内いたします。

東京歴史科学研究会2018年9月例会

【報告】
岡崎佑也「一八五三年嘉永小田原地震の震災対応
            ―過去の災害の記憶・記録をめぐって―」
鈴木乙都「将軍進発期における江戸ー大坂の幕府機構 
            ―在府・在坂老中と大坂城代を中心に―」
伊故海貴則「「道理」・「攘夷」・「一致」
            ―横井小楠における「議論」と世界認識の特質―」
加藤真生「西南戦争における傷病者の実態と社会的対応」

※報告時間一人40分、討論時間30分

【日時】2018年9月30日(日)13時開始

【会場】明治大学(駿河台キャンパス)グローバルフロント403D教室
〈アクセス〉
■JR中央線・総武線、東京メトロ丸の内線:御茶ノ水駅 下車徒歩約3分
■東京メトロ千代田線:新御茶ノ水駅 下車徒歩5分
■都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線:神保町駅 下車徒歩約5分

【資料代】500円


シンポジウム歴史教科書いままでとこれからⅩⅣ
―新高校学習指導要領と「歴史総合」を考える―

【報告】
Ⅰ 学習指導要領の改訂で高校「社会科」はどうなるか 
                 担当:歴史教育者協議会
Ⅱ 新科目「歴史総合」を検討する
 ①「近代化と私たち」 担当:歴史科学協議会
 ②「国際秩序の変化や大衆化と私たち」 担当:歴史学研究会
 ③「グローバル化と私たち」 担当:歴史教育者協議会

【日時】
2018年617日(日) 13:00~17:30(12:30開場)

【会場】
早稲田大学早稲田キャンパス3号館601教室(6階)
*例年からの会場変更にご注意ください

【資料代】
800円

【主催】
歴史学研究会/歴史科学協議会/日本史研究会/地方史研究協議会/歴史教育者協議会/東京歴史科学研究会/子どもと教科書全国ネット21

【連絡先】
歴史教育者協議会 03-3947-5701/jimukyoku@rekkyo.org


 東京歴史科学研究会では、大学院生やポスドク等の研究報告の機会を拡充し、歴史研究の発展に貢献するために、2018年9月に開催される例会も引き続き公募による個別研究報告の場に充てます。
 報告をご希望の方は以下の要領をご参照の上、当会までお申し込みください。なお、会場や時間の都合上、報告者数には限りがございます。ご要望にそいかねることがあること、あらかじめご了承ください。
 みなさまのご応募をお待ちしております。

〈応募資格〉
 どなたでもご応募になれます。
 ただし、報告者に選定された際には入会を条件とします。
 応募多数の場合は、大学院生や「ポスドク」を優先いたします。

〈報告内容〉
 歴史学全般の研究報告

〈日程・場所・報告時間〉
 2018年9月30日(日) 
 東京都内の会場を予定しております
 報告40分、討論30分程度

〈応募方法・締切〉
 氏名・連絡先を明記の上、報告タイトルと報告要旨(800字程度)を、郵送またはEメールにて下記の応募宛先までご送付ください。Eメールでのお申し込みの際は、報告要旨はワードまたはPDFファイルにてお送り下さい。
 締切:2018年7月4日(水)必着

〈応募宛先〉
 メール:trk.reikai@gmail.com
   住所:〒114-0023 東京都北区滝野川2-32-10
  滝野川マンション222号 歴史科学協議会気付

〈審査〉
 委員会の責任で厳正なる審査をし、原則として7月末日までに結果を通知いたします。







五日市憲法に出会ってから50年
―私が経験した歴史研究のダイナミズムと醍醐味―

【講師】新井勝紘(元専修大学文学部教授)
 
 今から50年前、「開かずの蔵」とされていた深澤家の土蔵から五日市憲法が発見されました。この発見は、地域に住まう人びとの手によって極めて民主的な憲法が紡ぎ出されていたことを明らかにし、その後の自由民権運動研究のみならず、多くの歴史研究者や教育者に影響を与えました。翻って2018年現在、政府による憲法九条「改正」の動きが鮮明となるなかで、改めて「国民」と憲法の関係性が問われているように思われます。
 今年度の歴史学入門講座では、五日市憲法の発見者であり、長年にわたって同憲法とその起草者である千葉卓三郎の研究をされてきた新井勝紘さんをお招きして、五日市憲法がもつ歴史的意義について学ぶとともに、民衆史を学ぶことのおもしろさや意味について、みなさんとともに考えてみたいと思います。


【日時】2018年616(土)14:00開始(13:30開場)

【会場】東京経済大学国分寺キャンパス2号館1階B101教室
(JR中央線、西武国分寺線・多摩湖線「国分寺駅」南口より徒歩12分)

【参加費】600円

※事前申し込み不要


観光地・殖産興業・軍都
―王子・滝野川地域の近世・近現代―

 いかなる地域においても、歴史が刻み込まれ、現在の景観が成立しています。東京の王子・滝野川地域も例外ではありません。近世において、この地域は都市江戸の観光地としても位置づけられていました。しかし、近代に入ると、東京における殖産興業上のひとつの中心地となりました。他方では、陸軍造兵廠がおかれ、「軍都」としての東京の特徴をよく示すことにもなりました。戦後、占領軍に陸軍造兵廠は接収されました。その後、一部にはアメリカ軍の王子野戦病院がおかれ、ベトナム戦争の傷病兵たちが運ばれてきました。今回のフィールドワークについては、この地域の風景に直に触れることによって、近世から近現代の王子・滝野川の歴史を実感していただければと思います。

フィールドワーク予定地
≪集合≫JR王子駅北口改札前➝飛鳥山碑前➝北区飛鳥山博物館➝旧醸造試験場跡➝正受院➝音無さくら緑地➝金剛寺➝四本木稲荷神社➝北区中央公園➝北区立中央図書館➝稲荷公園➝ちんちん山児童遊園➝王子稲荷神社➝王子神社≪解散≫

【日時】2018年3月10日(土) 13:00~17:00(予定)
【集合場所】JR王子駅北口改札前
【参加費】500円(北区飛鳥山博物館入館料300円を含みます)

*事前申し込みは不要です。
*当日は、歩きやすい靴・服装にてご参加ください。
*雨天決行の予定です。なお、天候により、コースを変更する場合がございます。
*フィールドワーク終了後、希望者にて懇親会の開催を予定しています。


「荒井信一さんを偲ぶ会」のご案内

                          

荒井信一さんが1011日に胆管癌のため逝去されました。享年918か月でした。葬儀は、ご遺志により1016日に家族葬で執り行われました。遺言により、遺骨は春になって駿河湾と谷川岳に散骨されるそうです。

 荒井さんは今春まで週23回、5キロの散歩を欠かさないほどお元気でしたが、510日、黄疸の検査から胆管癌が見つかり入院となった時点で、すでに末期だったそうです。7月にはご本人も遺言のメッセージ(「偲ぶ会」でご紹介します)を作るほど深刻でしたが、8月になってやや安定し、9月には小康状態となり、年を越せるかと思われましたが、10月に急変し、不帰の客となられました。

 荒井さんは192624日、東京の小石川で生まれ、454月に東京帝国大学文学部西洋史学科に入学してすぐに軍隊に召集され、野砲兵として茨城の大洗海岸で 軍事訓練中に敗戦を迎えられました。戦後、大学に復学して493月に卒業、複数の出版社で編集の仕事に就いた後、成蹊高校の教諭を経て、茨城大学人文学部さらに駿河台大学現代文化学部の教授を歴任されました。

荒井さんは戦後、いち早く現代世界史の探求に取り組まれ、『第二次世界大戦戦後世界史の起点』(1973)、『ゲルニカ物語ピカソと現代史』(1991)などを発表されました。特に戦争責任問題の観点から帝国主義・植民地主義への考察を深められ、その一貫した姿勢は『戦争責任論現代史からの問い』(1995)、『空爆の歴史終わらない大量虐殺』(2008)などの著作に結実しています。

荒井さんは歴史学研究会の編集長や委員長を務められ、同会編集の『太平洋戦争史』『日本同時代史』などの企画・編集・執筆にあたるなど、歴史学界を主導する立場を担ってこられました。また多くの研究者や市民運動家を結集して、民間の立場から戦争責任問題、戦後補償問題の解決を模索すると同時に、日本と中国・韓国の研究者・教師・市民の間で、東アジアの歴史認識をめぐる対話や歴史和解をめざして牽引車の役割を果たすなど、生涯にわたって市民運動に携わられました。

交流の広かった荒井さんの生涯を、大勢の関係者とともに偲ぼうと、有志が集まって事務局を組織し、このたび多くの呼びかけ人・団体の賛同を得て、「荒井信一さんを偲ぶ会」を企画いたしました。

予約不要、自由参加といたしましたので、荒井さんを偲んで、ぜひ多くの皆様がご出席くださいますよう、ご案内申し上げます。

                                         2017年12月


「荒井信一さんを偲ぶ会」事務局:

笠原十九司(代表) 伊香俊哉 戸邉秀明 波田永実 林博史 吉田裕

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荒井信一さんを偲ぶ会

 

【日時】201834日(日) 1230開場 1300開会 1600閉会予定

【会場】一橋大学(国立)東キャンパス 東2号館 2階 2201教室

    http://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/kunitachi.html

http://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/campus/index.html

【資料代】 500

【問い合わせ・連絡先】日本の戦争責任資料センター jwrc@mua.biglobe.ne.jp

*当日は平服でお越しください。

 

〈よびかけ人〉

石島紀之、伊集院立、井上久士、今井清一、内海愛子、木畑洋一、俵 義文、中村平治、深澤安博、前田哲男、増谷英樹、松本 彰、油井大三郎

 

〈よびかけ団体〉

アクテヴィブ・ミュージアム女たちの戦争と平和資料館(wam)、「慰安婦」問題の立法解決を求める会、岩波書店、韓国・朝鮮文化財返還問題連絡会議、子どもと教科書全国ネット21、全国空襲被害者連絡協議会、戦後処理の立法を求める法律家・有識者の会、「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクション・センター(VAWW RAC)、東京歴史科学研究会、日本の過去の清算を求める国際連帯協議会日本委員会、日本の戦争責任資料センター、法学館憲法研究所、歴史科学協議会、歴史学研究会、歴史教育者協議会、「歴史認識と東アジアの平和」フォーラム

江戸・東京の水害と首都圏水系

講師:渡辺浩一(国文学研究資料館教授)

主要業績:「江戸水害と都市インフラ」(『日本歴史』830号、2017年7月)
     「災害復興をめぐる近世都市政策と地域社会」(『歴史評論』797号、2016年9月)
     『日本近世都市の文書と記憶』(勉誠出版、2014年)
     「災害対応と文書行政」(『歴史評論』760号、2013年8月)

【日時】2018年2月3日(土) 14:00~(開場13:30)

【参加費】600円(予約不要)

【会場】早稲田大学戸山キャンパス36号館681教室
*アクセス:地下鉄東京メトロ東西線「早稲田駅」から徒歩3分

≪概要≫
 2011年の東日本大震災以降、首都直下型の地震・水害などによる複合災害への関心が高まっています。こうした予想される災害に対して、歴史学はどのような役割を果たすことができるのでしょうか?今回の歴史科学講座では、渡辺浩一氏を講師に招き、17世紀から1960年代までの江戸・東京における水害と首都圏水系についてご講演いただきます。多くの方のご参加をお待ちしております。