【2018年度3月例会】開催のお知らせ[2019年3月2日(土)]

陸軍板橋火薬製造所跡を歩く

【趣旨】
 近世の板橋には、中山道板橋宿に隣接して広大な加賀藩下屋敷が設置され、その中に石神井川が流れていました。敷地が広大であること、水利の便が得られることに着目して、陸軍はこの地に板橋火薬製造所を建設しました。その後、東京第二陸軍造兵廠と改称され、隣接の東京第一陸軍造兵廠(十条所在、後の王子野戦病院)とともに、陸軍の弾薬類の製造に従事しつつ、さらに爆薬などの研究開発を行うようになりました。戦後、この跡地に、理化学研究所板橋分所や野口研究所などの研究所や、渡辺学園(東京家政大学)などが入ってきました。このうち、理化学研究所では、湯川秀樹・朝永振一郎が研究しています。
 2017年、この陸軍板橋火薬製造所跡は国の史跡に指定され、現在板橋区によって「板橋区史跡公園(仮称)」という形で整備事業が進められています。近世の加賀藩下屋敷が、近代においては軍需工場となり、さらに戦後においては研究所となってノーベル賞学者たちの研究の場になったという、この地域の歴史の変遷に思いをいたすとともに、文化財行政における史跡公園設置の意義について考えてみたいと思います。

【日時】2019年3月2日(土) 13:00~

【集合場所】JR板橋駅西口(板橋口)改札前

【参加費】300円

【フィールドワーク予定地】
加賀藩前田家下屋敷跡(加賀公園)・旧理化学研究所板橋分所跡(湯川秀樹・朝永振一郎研究室など)・旧野口研究所(弾道管など)・圧摩機圧輪記念碑(加賀西公園)など
*当日の状況に応じて「旧板橋宿散策」(いたばし観光センター・遍照寺・板橋宿本陣跡・文殊院・中宿脇本陣など)をオプショナルツアーとして実施することがあります。

※事前申し込み不要