出版物

私たち東京歴史科学研究会は、今年2017年に創立50周年を迎えます。この50年間の活動のなかで、それぞれの時代状況の中で歴史を学ぶ意味を問いながら、『歴史を学ぶ人々のために』第1集から第3集を刊行してきました。
そして私たちはいま活動の節目に、現在の歴史研究・歴史教育・歴史科学運動の到達点をふまえ、新たな『歴史を学ぶ人々のために』を刊行しました。
いまという時代に歴史を学ぶ意義、それを考える一助となることを願います。

『歴史を学ぶ人々のために-現在をどう生きるか-』
2017年323(木)刊行 2700(税込) 岩波書店より刊行

【目次】
・刊行にあたって 東京歴史科学研究会
・現在(いま)『歴史を学ぶ人々のために』を出版するということ 須田努

Ⅰ "今ここにある危機"に切り込む
・三・一一からの歴史学―産業革命期の足尾鉱毒問題から考える― 中嶋久人
・新自由主義時代の歴史学 大門正克
・歴史学、歴史教育の現在―歴史を学ぶ楽しさを国境を越えて考える― 齋藤一晴
・日本軍「慰安婦」問題と歴史学 吉見義明
・日本の朝鮮侵略史と朝鮮人の主体性 加藤圭木
・構築主義とジェンダー、セクシュアリティ 及川英二郎

Ⅱ マイノリティ・地域からの視座
・中近世移行期研究の視座―暴力・「平和」と「生存」の観点から― 長谷川裕子
・近世地域社会研究の可能性̶地域の視座から全体史へ̶ 渡辺尚志
・境界・周縁からの視座 檜皮瑞樹
・<境界>を作り出す力̶南イタリアから立てる近代への問い̶ 小田原琳
・日本経済史研究の現状と課題̶地域史料との関わりへ̶ 高柳友彦

Ⅲ 社会史・文化史を問う
・ホモ・モビリタスの問う〈歴史〉―定住を内面化する物語りの死へ向けて― 北條勝貴
・思想史という立ち位置―総合史としてのかまえ― 若尾政希
・なんじの敵を赦せるか―一九世紀中国の内戦における報復の暴力のゆくえ― 菊池秀明
・生・病・死、生存の歴史学 石居人也

・あとがき 高田雅士


※東歴研編『歴史を学ぶ人々のために--現在をどう生きるか--』(岩波書店、2017年)については、岩波書店サイトもご覧ください。

東京歴史科学研究会40周年記念
東京歴史科学研究会編『東歴研の歩みと歴史学のこれから』(2008年)

■目次

まえがき

第一部 東歴研を語る、歴史学を語る
  • 東京歴史科学研究会設立の当初の現状と課題 犬丸義一
  • 「戦後歴史学・歴史学徒」の"青春時代" 深谷克己
  • 「自由民権百年」運動の中で―初めての学会活動の追憶と現在― 安在邦夫
  • 不透明な時代に透明な歴史像を思い描くこと 早川紀代
  • 創立期の東歴研に参加して―東京歴史科学研究会の四〇周年に寄せて― 君島和彦
第二部 東歴研の思い出
梅田欽治/吉村武彦/落合延孝/塚田孝/近藤成一/大日方純夫/林彰/山田朗/中嶋久人/木村茂光/源川真希/安井崇/畔上直樹/西浦直子/森脇孝広/大高俊一郎/サーラ スヴェン/深津剛志

第三部 東歴研の歴史

あとがき

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